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2018.03.14 インタビュー
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希類ないスピード感でスケール。今話題のボクシングジム「b-monster」塚田眞琴取締役に聞く、事業設立の想い

taeko

暗闇の中でボクシングをしながら体を絞る。
今流行りの次世代型ボクシングジムb-monsterを経営するのは塚田眞琴取締役。
社会人1年目にして起業、会社設立からわずか1年で4店舗も事業拡大したという希類ないスピード感での事業スケールを見せています。
今日はそんな塚田取締役に、b-monster設立の経緯をお伺いして来ました。

きっかけはニューヨーク旅行でのキックボクシング体験から

最初の経緯とか立ち上がりとかを教えてください

一番最初に日本でキックボクシングが流行っていて、姉とともにキックボクシングを始めようと日本でいくつかのジムに行ってみたんです。日本だとジムの中は明るく、まずは鏡の前で型から教わり、型を覚えられないとミットやサンドバッグなどが出来ないんですよ。こんな楽しくない環境では続けることが出来ないと思いまして。そんな時、ニューヨークに住む友達から、ニューヨークでは暗闇の中で行うボクシングが流行っていると聞いて。楽しそうだなと思い、ニューヨークへ旅行へ行ったときに実際に体験をして、その時爽快感や非日常観を感じこれだったら私たちもやりたいし日本でも需要があるなと感じ、同様の施設を日本でもオープンすることを決めました。

それはいつぐらいの話ですか?

2016年の2月とかですね。

オープンされたのが2016年の6月なのでかなりスピード感がありますね。

そうですね。

もともとオープンで動いていたものの、最終的なコンセプトというものが決まっておらず、ニューヨークでの経験がそれを明確にさせたという感じですか?

いいえ。自分たちでそういったようなフィットネスをやろうという気持ちは一切なかったです。ニューヨークへ行って、そのようなジムが日本にないことがもったいないと思いました。スピード感としてはめちゃめちゃだとは思います(笑)

経験ゼロから半年で4店舗設立という圧倒的な事業スケール

半年であの規模はすごいですね!!

はい。いろいろな企業の方に無茶を言って断られてと。その中でもやると言ってくださった方々に協力して頂きました。

ちなみに、過去に起業したりとかビジネスした経験があったのですか?

経験はないです。

では本当に1からといった感じなんですね。最初はどういったことから始められたのですか?

そうですね。まずは物件探しから始めました。結構な広さの坪が必要で、特に銀座で100坪という物件がなかなかなくて。物件がないと始まらないので、物件探しとインストラクターの求人をかけていました。

ブランディングの方向性は「スターバックス」。そこにいることがかっこいいと思ってもらえたら

物件探し、インストラクター探し、実際の施工の部分をどうやって行くのか、広告戦略など一つ一つやっていったという感じですね。その中で、どこが一番難しかったですか?

ちゃんとブランディングを行いたかったので、ブランディングディレクターを雇いました。一番最初にこういうものにしていこうと決めるのはかなり時間がかかりました。

方向性として、どのようなアイデアが今のこの状況につながっているんですか??

ブランディングとしては、簡単に言うとスターバックスです。そこにいることが一種のステータスでスタバにいる自分がかっこいいからスタバに行きたい、と思ってもらえるようなジムを作りたかったです。

なるほど。最初から広告戦略も結構お金をかけてやっていた印象なのですが、広告の出し方で戦略的に考えていることはあるのですか?

最初の方は広告にお金をかけるつもりはなくて、電車広告はたまたま行いました。取材は広告費をかけなくても、お声がかかっていまして。雑誌取材とテレビ取材とSNSでやっていこうと考えていました。

来店したお客様の目線から考えた店舗イメージ

たしかに最初はインフルエンサーの方たちもシェアしていた印象があります。サイトの作りがこれまでのジムとは違うなと感じていて、例えば、申し込み導線が完全にwebに集約されていて、そのようなジムって日本にはないと思うんです。なぜこのような形に振り切っているのか、その考えをお聞きしたいです。

まずHPを作るときもかっこよいHPを作ろうと思ったので、HPを製作している人と会議を重ねる中で、webで全部サンドバックとかも決めてしまおうと話になりました。電話対応をしていると時間が重なるなどのトラブルになると考えたので、すべてWebにしようとなりました。

なるほど。あとお聞きしたかったのがクロージングの件です。体験に来たお客さんにその場で入会のクロージングをする手法はどこのジムでもあると思うのですが、あえてその方策を取らなかったのは何か理由があったんですかね??

いろいろあったのですが、お店の中をクールにしたかったので、体験に来てもらってからクロージングを凄い掛けていくというのはクールじゃないというと考えていました。入りたい人は入るし入らない人は入らない。無理やり入れてもすぐに解約されてしまう。だから、その場では今のキャンペーンはこんな感じですと紹介だけして次入るかどうかはご自由ですとすることが一番スムーズで、かつ店内もきれいに見えるんじゃないかと考えました。

お客さんの体験してくれたそこでの価値というものを最大化することが一番大事なポイントで、それを行うためにクロージングはその価値を低減させてしまう恐れがあるから行わなかった、ということですね。では、いまのお客さんの数は予定通りですか?

そうですね。予定通りですね。

お客様がいろんな店舗に行けるように それぞれの店舗オープンにワクワクと驚きを

いま、4店舗ですもんね。一店舗当たり会員が1000人程度回せるかなと思うのですが。最近特に増えてきましたよね。

私たちの想像では、お客様がいろいろな店舗に行けるようにしていたんです。銀座と青山の店舗を合わせて何人の会員を回せるという風にしていました。でもあまりにも青山店に行く人が少なすぎて、銀座店にばかりお客様が集中していてそこに二店舗分のお客様が集まってしまっているところはありますね。

それは、お客様の層が銀座店舗寄りということだったんですか??

多分そうだと思います。

青山をよく利用するんですけど、そこもモデルの方がいたりとなかなか混んでいます。実際は、もっと混んでいるのは銀座の方だったんですね。

お昼の時間ですら満員になったりしています。昼間だと自営業の方とか、打ち合わせの合間にとかが多いですね。どの時間もまんべんなく混んでいますけど、特に出社前と退社後の時間は混んでいますね。

ブランディングをしていくときは、店内は共通のイメージをもって作るということがブランドのルールであるかと思うのですが、今後店を作っていく中で、それぞれどのようにしていこうと考えていますか。

面白いというものがほしいです。自身の店舗がどこに行っても同じパッケージであるのはつまらないと思います。一個一個の店舗がオープンするたびにわくわくしていただきたく、店舗もただおしゃれな空間ではなく驚きを与えたいと思っています。

今後オープンする恵比寿店と新宿店のイメージはありますか?(2017年6月時点)

新宿スタジオはサーカスをイメージしていて、1プログラムの最大収容人数は99人です。その中で、ロッカーの中にもそのイメージに通ずるものを作ろうと思っていて、具体的にはサーカスの楽屋をイメージしています。ステージにもアニマルを入れてサーカスっぽさを出しています。
  恵比寿スタジオはバチカンを意識しています。本物の大理石にこだわって、スタジオ内もより非日常感を演出するためプロジェクションマッピングを使用しています。プロジェクションマッピングは壁と天井にニューヨークの夜景や星空を映し出したりしています。新しい非日常空間でのスタジオを作りたいです。

今後は国内、海外にも店舗拡大を計画中

なるほど。そうするとかなりエンターテインメント性の高い空間になりますね。今後の拡大戦略を教えてください。

いま銀座店がパンクしているので銀座にもう一店舗出したいと考えていることと、関西と海外も考えています。海外はシンガポールを考えています。

東南アジアでブランディングを確立していくんですね。

そうですね。グループ会社で「銀座カラー」というものがあって、その会社が中国などに出店しているので、そういった会員様にアプローチできるというメリットがあるので、銀座カラーが出店している地域で出店を考えています。

何年以内に何店舗とか目標はありますか?

1年で4店舗を達成できたので、年間で4店舗ほどオープンさせていきたいです。

求人でこだわるのは人の個性。一人一人をタレント化する

今後の人の採用について、力を入れている分野はありますか?

求人でこだわっているのが、フィットネスに強くない人ということがあります。はじめはフィットネス業界の雑誌等に求人を出していましたが、そうするとフィットネス経験者が応募してくださるのですが、その方たちだとこれまでのフィットネスのイメージを壊せなくて、弊社で働くのは固定概念が邪魔して難しいことが多くありました。今は、アパレルやダンサーなどに求人を出しています。

スタッフによって掛け声の仕方に違いがあるように感じているんですけど、どのようにトレーニングをしているのですか

採用に当たって試験をしています。声の掛け方の方法から選曲、筋トレの内容まで本人に作ってもらうなど、個性を大事にしています。最後に研修チームと経営チームでそのプログラムを受けて合格不合格を出していますね。

つまり、一人一人をタレント化しているということですか?

そうですね。

これから人という要素を重要に考えていて、そこもブランディングしようと考えているんですか?

はい、そうですね。

各インスタラクターにファンがついていると思うのですが、人のブランディングという面で考えていることはありますか?例えば、メディア上でその人をコンテンツ化して出してくとか、ファンクラブを作っていくとか。

それぞれ一人ずつがインスタグラムのアカウントを作成し、自分たちで会員様との交流の場を作っています。それに通じることで人気投票も始めています。

RIZAPにも起こった問題だと思うのですが、人気インストラクターが会員を引き連れて独立してしまったとかあったじゃないですか。そのあたりで気にしていることはありますか?

ファンを引き連れてということはないと思います。ただ、ダンサーでまだダンスの夢は捨てきれていないけど今はステップアップのためにスタッフをしている人はいます。それが人気になってやめていってしまうという不安はありますが、それぞれの夢は応援したいという気持ちもあるので何とも言えないですね。

メディア・広告を活用した仕組みづくり

オウンドメディアを始めたと思うのですが、その背景にはどんな理由があったんですか??

もともと、ジムの内装やキャンペーン一個一個にもこだわりがあるのですが、SNSでは伝えきれないので、オウンドメディアではそのすべてを好きなだけ伝えられるということが一番大きいです。また、ヘビーユーザーの方の声も拾えると考えてオウンドメディアを始めました。

オウンドメディアの1つの目標としてコンバージョン率を上げることがあげられるかと思いますが、今は会員に対してブランディングなどに使おうとしているという感じですか?

今は、それも多いです。SEO対策ももちろんしています。

オウンドメディアへの導線が少ないのはあえてなのですか?

今はニュースのところからでしかオウンドメディアに行けないです。それはまだフローが追い付いていないだけです(笑)

今、入会される方は何経由が最も多いですか

電車広告が多いですね。他にも入会される方で最も多いのは紹介ですね。

確かに、すごく紹介しやすいですね(笑)。例えば仕事の関係者の方で、あまり会った回数が多くない方でも朝ミーティングの前に誘うと、お互い脳が活性化して商談もポンポン決まったりして。4、50代の経営者の人と一緒にいると割と評判がいいので、商談しやすいんですよね(笑)ただ、ソーシャルで流すのが手間なので、改善されるといいなと思っています。ログインして紹介コードをコピペしてLINEやFacebookで送るのが面倒くさかったり。URLを送ればそれだけで紹介できる導線になればいいなと思っています。

ありがとうございます。参考にします。

フィットネスを日常に

経営チームは何人で回しているのですか?

2人ですね。それと外部のITのチームなどと行っています。けっこうもろもろ追い付かないですね。

本部のメンバーはどんな感じですか?

社長と副社長、あとは店舗と本部をつなぐサブマネージャーで回しています。

組織としてはどうしていきたいですか。サービスを見ていると、どんどんスケールを大きくしていき、本当にIT企業の中で「ユニコーン」みたいになっていくなどの形も出来ると思うのですが、なにか将来的なビジョンはありますか。

本部としてどうしたいはないですが、店舗は拡大していきたいです。日本だとまだフィットネスは非日常であって、フィットネスに行かなきゃというものがありますが、アメリカでは、フィットネスは日常の中にありました。日本もそういう風にしていきたいですね。さらっと入ってさらっと終わるようなスタジオにしていくためには店舗の拡大が必要だと考えています。

どこの場所でも何かの帰り道に少し立ち寄るみたいな店舗展開にしていきたいということですね

そうです。

今後、時間の予定が出来てきたら、ここにこだわりたいという部分はありますか?

プログラムをもっとこだわっていきたいと思います。もっと研修チームを確立させて常にプログラムをみんなが回って、どんどん発展させたいと考えています。

これからも益々の店舗拡大が期待されるb-monster。
仕事の帰り道に少し立ち寄る、朝のミーティング前に、様々なシーンで体験できるのも楽しみの1つです。さらに、店舗ごとにイメージが異なることも、興味深いものがあります。
ぜひいろんな店舗に足を運んでみてください。

この記事を書いた人
taeko

MOSO Mafia メディア編集、PR、IR担当。サイドビジネスとして、女性向けの恋愛や仕事のあり方・生き方のコーチングを提供している。ブログ内にて、講座の内容や恋愛コラムも発信している。

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