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2018.11.27 独立・起業
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キャッシュレス社会のメリット・デメリット

門福知樹

こんにちは。MOSO Mafia門福です。昨日こんな記事を見ました。キャッシュレス推進派の弊社にとってはあまりよくない内容ですね。

ソウル中心部で通信最大手KTの通信ケーブルが焼ける火事があり、3日間にわたって一部地域で同社の携帯電話やインターネットが使えなくなり、カード決済もできなくなった。キャッシュレス決済の比率が9割に達する韓国では現金を持ち歩かない人も多く、混乱が広がった。IT大国を自任していた韓国社会は大きなショックを受けている。

KTによると、火災は24日午前、ソウル市西大門区の通信ケーブル用の地下溝で発生した。韓国メディアによると、消火作業に約10時間かかり、一般の通信回線や光ケーブルなど約83万人分の通信網が失われた。同社は急きょ移動基地局車などを投入したが、26日夕現在も完全には復旧していない。

韓国では買い物の際、現金ではなく、クレジットカードや日本のデビットカードに似た「チェックカード」を使って決済するのが一般的だ。通信障害でカード決済ができなくなった食堂や商店の多くが臨時休業に追い込まれ、ATMや公衆電話には長蛇の列ができた。火災現場近くで美容室を経営する女性(44)は「週末の稼ぎ時に大きな損失が出た」と話した。

-朝日新聞デジタル 「通信不能…ATMや公衆電話に列 韓国社会混乱」 2018年11月26日

 

 

ちなみにネットではこんな反応です。

 

・管理してるところを一極端にまとめるから悪い。割合的に5:5くらいが一番

・キャッシュレスの割合が上がれば上がるほど、停電だけじゃなく災害時にもこうしたことが予想されるので考慮するべきだ。

 

 

日本の状況は?

結論からいうと、日本はキャッシュレスに弱いです。

2018年に経産省が出した“キャッシュレス・ビジョン”によると日本のキャッシュレス決済比率は2015年現在で18.4%と韓国の89.1%、アメリカの45.0%と比べてかなり低い状況となっています。

とはいえ、同じ先進国のドイツも14.9%と低いので、日本だけが取り残されているという状況ではないみたいです。

意外なのが、キャッシュレス決済における一人当たりのカード保有枚数はシンガポールに次いで、日本は2位と高いです。

キャッシュレス決済の手段は持っているけど、実際の支払いには使っていないという状況にもなっているようです。用心深い日本人の国民性を表しているのでしょうか?

 

参考:経済産業省(平成30年4月) キャッシュレス・ビジョン(PDF)

 

日本でキャッシュレス決済の波が来ない理由

先ほどのキャッシュレス・ビジョンによると、日本は緩やかにキャッシュレス化が進行しつつあるものの、以下のような理由で普及が阻害されているとしています。

 

高水準なインフラ・治安

相対的にみるとやはり日本の治安は良く、しかも現金インフラへの信頼度もあるのでキャッシュレス決済導入の必要性が低いとされています。主な理由は以下。

・盗難の少なさなどの治安の良さ

・きれいな紙幣、偽札が少ないため現金への信頼感がある

・レジの処理が性格で現金のやり取りによるデメリットがすくない

・ATMの利便性が高いので現金を入手しやすい

 

事業者がキャッシュレス決済システムの導入に意欲的でない

うちは現金オンリーみたいなこだわりの店、結構ありますよね。

なぜ、クレジットカードや電子マネー決済を導入しないのか?という点については経済産業省(2016)の「観光地におけるキャッシュレス決済の 普及状況に関する実態調査」で事業者による回答があります。

  1. 手数料が高い
  2. 導入をするメリットが感じられない
  3. そもそも客から要望がない
  4. 現場スタッフの対応が困難
  5. 導入費用が高い
  6. 入金まで時間がかかる
  7. 現金のほうが信用できる

 

 

信頼できる通貨があるのに、なんでわざわざ手数料のかかる決済を使わなきゃいけないの?って感じなんでしょうか?

最近ではモバイル決済が普及しつつあり、コスト面のハードルは多少低くなりつつありますが、韓国や中国などの「キャッシュレス先進国」に追い付くにはまだまだ大きな壁があります。

まあ実際、日本では現金オンリーの店も多く、かつ韓国での事件のようなトラブル等もあります。日本にいるなら、完全なキャッシュレス生活というのは現実的ではないという状況もありますね。

 

この記事を書いた人
門福知樹

体育会系オタク

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