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2018.03.16 独立・起業
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「スポットライトが直接当たるより、間接的に当たるぐらいが丁度いい」—フリーランス秘書 高西愛美さんが語るサポート業を築いてきた軌跡②

taeko

セミナーやコンサル業の経験から、現在は企業やセミナーのサポート業を主とする「フリーランス秘書」として活動されている、高西愛美さん。
約15000字のインタビュー取材をお受け頂き、前回は、ご自身がフリーランス秘書になるまでの経緯についてお話いただきました。
今回は、起業女子市場の変化から、サポートでのフリーランス業にシフトした流れについてお話を伺いました。

市場の変化と自分のやりたいことを改めて見直す

起業する女性が増えてきて、起業女性の市場が活発化してきたあたりで、市場に変化が起きてきたんですね

その頃にはすでに2年個人の活動をやっていたので、そのタイミングで法人化する知り合いも何人も出てきました。「私はこういうことをやっていきたい」って、起業女子じゃなくて事業女子みたいな(笑)。自分はこんな事業をやっていきたいってビジョンを掲げて、事業計画書を書いて商品もそれに合わせて設計して・・・なんて、そういう人たちは、たとえば起業するスクールをするにしてもすごい情熱を持ってされてるんですよね。

周りの人たちの状況や環境も変わってきたんですね

お客様と密に関わってスクールを開催したりサービス提供をしている知り合いの姿を見ていると、「私、教えることや育てることにそこまでの熱意ないな」と思って。集客の仕方を聞かれて、例えばSNSの使い方やライティング、リアルでのセルフプロモーションといった個人で仕事を獲得するための方法を教えたりするんですけど、私はその「教える」っていうところに別に情熱は持っていなくて。

スキルとしてはできるけど、そこに対しての熱意という点からは少し違うようですね

じゃあ何でやってるの?って、最初はイベント企画から始まってたところに、だんだん「どうやったら自分にもできますか」って相談が来るようになって、教えることも仕事になってきたんですね。
でも、情熱を持って、「私はちゃんとこれがやりたい」と情熱を元に事業を立ち上げた人たちを見たときに、教えることはこういう人たちがやればいいと思ったんです。

起業女子からの卒業

業界の動向も推移して来て、改めて自分を見返して「私は何がしたいんだろう」って考えたときに、浮かんだのが「サポート」でした。自分が前に立って教えるとかじゃなく、そういう人たちを裏で支えたかった。
色々とやって来た中で、どういうことをやるのが一番自分の適性に合って向いているのかも考えました。

自分の適性ややりたいととして「サポート」があったんですね

セミナー講師・相談業は私は、「出来るけど、向いてはない」と思ったんですね。だから、それでお仕事をしようとは別に思わない。そうなったときに私は事業を「自分が」やる、起業家向きの人間ではないな、って思ったんです。自分の働き方を客観的に見ると、起業女子よりはフリーランスっぽいなと思ったんですよね。まぁ、そもそも起業女子ってなんだろう?って感じなんですけど(笑)

起業女子からの卒業、サポートでのフリーランス業にシフト

2016年ぐらいから私の仕事は経営者や事業のTOPのサポートにシフトしたので、それまでについていた起業女子のイメージをフリーランスにシフトしていきました。事業主さんのビジョン実現のためのサポートが仕事なので、セミナーの自主開催もやめました。今は相談業とかも頼まれたら引き受けるぐらいで、オープンにはやっていないです。裏方の仕事が欲しいことを知り合いに話して人を紹介してもらったり、希望する働き方を実現するために約一年かけてシフトチェンジをしてきました。


サポート先のクライアント様と一緒に。

方向性が定まったあとは働き方をサポート業の方にシフトされていかれたんですね

一番最初に個人で仕事を始めたときは、ビジネスの知識も実績もない中でのスタートだったので、SNSなどのサービスを使ってビジネスチャンスを見つけていく方法が合っていたんですが、サポート業務にシフトした時はそれまでの実績や人との繋がりを元に、紹介を頂けたりスカウトして頂けたり、こんな風メディア取材も来たりするので、今の自分が前みたいにSNSで仕事のことを色々と書くのは違うと思い、徐々にSNS頻度も減りました。いい感じに言えば起業女子からは卒業したのかなと。

ステップアップしていく感じなんですかね。

最初は起業女子として個人で仕事をするという実績を積んでステップアップして、ある程度のところまで来た時、そこからどうするのか。私の場合は、もっと売れたいとか、自分を中心としたコミュニティを作りたいとか、ビジョンを描いて世の中に貢献したいとか、そういうのじゃなかったんですよね。

スポットライトが直接当たるより、間接的に当たるぐらいが丁度いい

スキルとか強みとして「サポートすること」というのを見つけたきっかけはなんだったんですか??

もともと、何も戦える武器がなかったときには、自分のこれまでの経験を振り返りました。それこそ小学生から中学生、高校生から今に至るまで、自分が何をやってきたか、どんなことで褒められて認められてきたか、そんな風にうまく行ったことをフィードバックして。そしたら、昔も結構「前に出ていた人」だったんですよね。学級委員とかリーダーとか。でも、そういうのは全部頼まれて、推薦されてやっていたんです。

元々は「前に出ていた人」だったんですね!!

セミナーやイベントの運営をしていたとき、自分がメインで喋るのは恐縮しちゃうんですけど、受付や司会といった進行をサポートするのは全然余裕でできちゃうとか。昔から先生のお手伝いで頼まれて当たり前にやっていたし、イベントの準備中や当日も「これやっといた方がいいだろうな」っていうのはなんとなくわかるんですよね。

自然にわかってしまうんですかね


自分としては普通のことなんですけど、それで褒められることは今でも多くあります。スポットライトが直接当たるんじゃなくて、間接的に当たるぐらいが丁度いいんだと思います。


セミナーでのサポート風景の一部

昔からそんな感じということは、本当に適性というか強みなんですね。

やっぱりそれは振り返ってみないとわからないことで。昔から前に立つことが多かったので、あなたはリーダーシップが取れるよっていろんな場所で言われてきました。そういった経験は多かったし、実際できるけれど、向いているかどうかっていうと、向いてはいないというか。
だから前に立つのは頼まれた機会ばかりで、逆に自分がやりたいと思って立候補したものはことごとく落選してたりもします。なんなんでしょうね(笑)

自分の適性や周りに自然と置かれていた環境とかって、きちんと振り返らないと見えないんですね。

積極性あるよねって言われことも多いけど、ぶっちゃけそんなでもなくて。言われたことを全部やっているだけというか、言われたことは全部自分なりに調べてやって、分からなければ人に聞いて・・と、本当に全部やってきたという感じです。そんな自分も、全部自分を観察して見えてきましたね。

自分自身を観察される過程でとても多くのことに気づかれたんですね

私は逆に、何かやりたいこと、ビジョンを描けって言われると困るんですよ。よく今後どうしていきたいのかを聞かれるんですけど、仕事においては特にないんですよね。ただ、仕事に限らず自分を活かしたいと欲求はあって。だから仕事では、自分を活かすことができる業務、自分を活かしてくれる人の元で働けたらいいかなって思います。

ご自身のキャリアを振り返り、社長や事業主の方の「サポート」業にシフトしてきた高西さん。シフトするにも、自分のキャリアを立ち止まり、自分の適性も踏まえて見つめ返すといことの大事さを考えさせられます。次回は、一般社会と起業女子界とのギャップについて、ご自身の経験も踏まえてお話頂きます。

この記事を書いた人
taeko

MOSO Mafia メディア編集、PR、IR担当。サイドビジネスとして、女性向けの恋愛や仕事のあり方・生き方のコーチングを提供している。ブログ内にて、講座の内容や恋愛コラムも発信している。

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