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2018.03.16 独立・起業
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「サポートする人材としてのプロ」—フリーランス秘書 高西愛美さんが語るサポート業を築いてきた軌跡⑤

taeko

セミナーやコンサル業の経験から、現在は企業やセミナーのサポート業を主とする「フリーランス秘書」として活動されている、高西愛美さん。
約15000字のインタビュー取材をお受け頂き、前回は、SNS起業界の今後についてお話頂きました。
今回は最終回ということで、フリーランスとしての働き方やマインドセットについてお話を伺いました。

人って皆前に立つのが向いているわけじゃないし、それが全てじゃない。「勇者がえらい、みたいな」

世の中を良くしていきたい人、活躍したい人でもそんな人でもサポートを必要としているのでそこで高西さんが力を貸すことでより大きな変化が起きやすいですよね。

結構 SNS の中ではプロモーションが優位なところがあって、商品やサービスの良さ云々よりも、まずは見せ方が上手い人とかブランディングプロモーションが上手な人が目立ちやすい傾向にはあります。集合写真の真ん中にいたりとかたくさんの人たちに囲まれててっていうようなわかりやすい見え方で選ばれやすかったり。

ああ・・たしかに、それはありますね。

だから余計に人に何か教えたいとか、イベントの主催者になりたいっていうような、前に出ることを望む人が増えているんですけど、でも人ってみんながみんな前に立つのが向いてるわけじゃないじゃないし、それがすべてじゃない。そういう意味でいろんな働き方があるよっていうことはみんなもっと知ってもらえたらいいなって思います。

起業となると、どうしても前にでることがすごいとかそういう風潮はあると感じています

なんかゲームとかだと勇者がえらい、みたいになるじゃないですか・・賢者とか魔法使いとかもすごいけどやっぱ勇者だよねみたいな。村人Aとか論外みたいな。でもただの適正というか向き不向きの違いだし、資質の違いなだけなので、例えば私みたいなサポートをする人だったら、むしろそういうすごい人をサポートできる自分をもっと誇っていいと思います。

ゲームの例えすごくわかりやすいですね(笑)

サポートする人材は自分からは何も生み出せない、自分はすごくないって思いやすいんですけど、でもサポートできるってすごいことで。サポートに誇りを持って働ける人が増えたらもっとSNSとか世の中も変わるんじゃないかなって思うんですけどね。やっぱり前に立つ人がえらいっていう風潮がある気がするので。

フリーランスとしての働き方

今何社か継続的に契約されているんですか??

はい、そうです。最初は個人の方から仕事を受けていたんですが、そうすると毎月売上のことを考えなきゃいけなくて…働かないとお金は入らないから、毎月の売上を考えながら仕事のスケジューリングをしないといけない。でも、人のスケジュールは管理できるんですけど、私、自分のスケジュールを立てるのが苦手で・・

そうなんですか?!人のスケジュール立てとはまた違うんですね。

いつどれくらいの規模で講座をやったらいいのかとか、何人集めるためにはどういう集客をしたらいいのかとかってプランニングが割と苦痛でできなくて。低価格帯のサービスだと数やらないといけなかったりもしますよね。最初はパートナーがいたのであまり考える必要がなかったんですが、離婚して一人になってからは、まずは生活というか生きていくことが大事なので(笑)。

最低限の生活ができるくらいには生計を立てていく必要がありますもんね・・

自分の状況とかも含めてどういう働き方がベストなのかって考えたとき、月の安定収入が欲しいって思って、スポットじゃなくて月単位で契約してくれる事業主さんを探そうと思いました。

自分にとっての最適の働き方を自分で選択する

お客さんはすぐに見つかったんですか??

徐々にと言う感じですね。最初は講座開催も並行してやっていて、サポート業に1本化したのが2016年の春です。
最初から契約先企業を複数とるのは難しくて、それだけじゃ足りない時は単発でサービス提供したりとかしてたんですけど、だんだんスポットではく月契約してくださる会社さんが増えてきて、ベース給が守られることで心の平穏を得ました(笑)

着実に進められてきた感じがすごく伝わってきます

多少の自由は必要なんですけど安定したい気持ちもありますね。どうしたらそうなれるだろうとめちゃくちゃ考えました。講座開催なんかだと、私の集客の仕方だと、自分というものを何となく記憶してもらうとかだから、訴求自体は強くないんですよ。SNSで集客しようと思ったらやっぱりインパクトのある人が注目を集めやすかったりして、真っ当なことを言ってもつまらないみたいな風潮もあるじゃないですか。

(笑)インパクトのある人が注目を集めやすい、とてもわかる気がきます・・

そうなってくると、同じようにSNSを通じて講座開催をする人増えてきて、別に私が一生懸命やらなくても、やる人はたくさんいるしってなっちゃったんですね。だから集客と自分のモチベーションが下がったなって思ったタイミングで今の自分にとっての最適な働き方を、自分の向き不向きも含めて見直しました。そしたら面白いんですけど、サポートの仕事は全部紹介で成り立ったんですよ。

クライアントとの関係の作り方も自分の働き方のひとつ

これまで地道にやってこられた分、それを見ていた人も多い気がします。あと、フリーランスならではですが、仕事とプライベートのバランスを取る工夫はありますか??

本当に気をつけないといつもそこでダメになります。気をつけてるつもりでも気が付くとバランスが崩れているので、できているとは言い難いです。フリーランスで仕事を受注しているとどうしても、クライアント優位で話が進みやすかったりするんですよね。
ちょっとこれ急ぎでお願い!とか言われて対応せざるを得なかったり。

そこはなかなか難しそうな問題ですね・・

気持ち良く使ってもらいたいけど、反面、使われやすくなっちゃダメだなっていつも思います。時間はかかっても、フリーランスとしての自分の価値は高めていくことが大事だと思っています。

フリーランスとしての価値、ですか。

ただ仕事を受注する作業要員ではなく、価値を提供する人員として認めてもらうというか。仕事を依頼するクライアントと受注する私が対等じゃないと、真の意味で健全な仕事はできないと思っていて。もちろん仕事をいただいているので客観的に見た優位関係と言うのはあるものの、例えばクライアントは自身の分野でプロかもしれないけど、私は私でサポートする人材としてプロなので、そこは対等。

「サポートする人材としてプロ」、かっこいいです。

クライアントの意向を守ることは大切だけど、何でもかんでも言うことを聞くわけじゃなくて、前提としてのポジションとりと言うかそういった自分の立ち位置をクライアントに認識して自然と尊重してもらえるようになることが大事と思っています。

自分の立ち位置を確立してクライアントさんと良好な関係を作っていくのはなかなかの高等テクニックですね。

働く時間を決められる、それもフリーランスとしての働き方

これは一例ですけど、完全に稼働時間を決めて働いている人とかもいますね。問い合わせ時間とか、24時間チャットワークで対応しちゃわずに。私も昔講座を開催していた時は、事務局担当を一人置いて、問い合わせや申し込みの対応はその人の稼働時間だけにするとかしていました。

自分で稼働時間を決められるところもフリーランスの働き方の良いところかもしれませんね。そこを上手に使うことが大事なんですね。

SNSで繋がってると気軽にメッセやDMが飛んできちゃうんですが、それは無理ですみたいな。仕事とプライベートの境界がなくなりがちというのは2つ種類があると思っていて。1つは物理的な稼働時間、もう1つは精神的に仕事に侵食されるという問題。

なんだか後者の、精神的な問題の方が深刻そうですね。

物理的な場合は、それでもメンタル精神さえ健全に保たれていれば大丈夫なんですよ、今は繁忙期だから仕事が大半になるのも仕方ないって納得できてたらなんとかなると思うので、そう言う意味ではメンタリティが結構大事かも。今の自分の状況がどういうものかわかっていれば、なんか仕事ばっかだなぁ、なんのために生きてんのかなって仮になったとしても、今はそういう時期だからって思って愚痴は吐きつつ、とりあえず目の前の仕事をこなすということに向かえると思うんですよね。

な、なるほど・・・メンタリティを強く保っておくことが大事なのですね。

仕事とプライベートの境界

仕事とプライベートの境界は、目の前の仕事がどうより、捉え方が大きいと思います。
忙しくても精神さえ保たれていれば大丈夫。逆に精神がグラグラだとそんなに仕事が多くなくてもボロボロになっちゃう。だから定期的に、今どれぐらい仕事を抱えてるのかどうか、自分がどんな作業にどれぐらい時間を使っているのかとか一回洗いだすのは大事だなと思います。

とても深いです。実際の業務量というより、どう捉えているかみたいなところが問われるんですね

なんか仕事のバランスがおかしいぞってなったら、収支とか考えた上でどうにかするとか。仕事量はそうでもないのに仕事に侵食されててメンタルがやばいってなってたら、まずは3食ちゃんと食べるとか、睡眠をとるとかそんなところから(笑) それだけでも楽になったりするので・・・フリーランスで働いていると全部自分の責任になっちゃうので。自分の人生のなかで仕事にどれだけ時間やエネルギーを割くのか?を決めるのもいいんじゃないかなと思います。

フリーランスとしての働き方やマインドセットについてお話頂きました。
自分で仕事の裁量や時間などを決められるフリーランスだからこそ、自分の生活やあり方を決めることの重要性を考えさせられました。

フリーランス秘書として活動する高西愛美さんのTwitterblog

この記事を書いた人
taeko

MOSO Mafia メディア編集、PR、IR担当。サイドビジネスとして、女性向けの恋愛や仕事のあり方・生き方のコーチングを提供している。ブログ内にて、講座の内容や恋愛コラムも発信している。

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